今日あったこと

今日あったニュース

大阪市長選 「不毛な政争だった」

大阪市長選の結果を受け、関西の経済団体トップが23日夜、コメントを発表した。投票率の低さを嘆き、選挙期間中の政治的な空白を取り戻すため橋下徹氏や各党に大阪活性化に向けた議論を急ぐよう催促した。

 大阪商工会議所佐藤茂雄会頭(京阪電気鉄道最高顧問)は、投票率の低さを挙げ「(橋下徹氏は)市民の支持を得たとはいえないのではないか」と指摘。その上で「不毛な政争で時間を空費した。空白を取り戻すべく本格予算編成を急ぎ都市経営に万全を期してもらいたい」と注文した。

 また、橋下氏に対して「大阪都構想に関して野党と根気よく話し合う以外に方法はないことを自覚すべきだ」とした。

 関西経済同友会の鳥井信吾代表幹事(サントリーホールディングス副社長)も、「(橋下氏に)有力な対抗馬がいない中、市民の関心が高まらなかったことは残念」とした。

 各政党、会派に「大阪が国際都市として発展していくために、大阪都構想をはじめとする(政策課題で)議論を尽くし、一定の時間軸の中で結論を出していただきたい」と要望した。

タモリも驚き!「いいとも」テレフォンに安倍首相出演へ

3月いっぱいで終了するフジテレビ系「笑っていいとも!」(月~金曜、正午)の名物コーナー、テレフォンショッキングに21日、安倍晋三首相が登場する。現職首相では小泉純一郎元首相が電話で出演したことはあるが、スタジオでの生出演は初めてのことになる。

【写真】「いいとも!」だけじゃない 安倍首相、たかじん番組にも出演していた!

 20日の放送で、16年ぶりのテレビ出演となった小沢健二がテレフォンショッキング企画の「100人アンケート」に挑戦したあと、タモリが「じゃ、明日のゲストをお願いします。明日のゲストはこの方です」と声掛けすると、モニター画面に映し出されたのが安倍首相の写真。タモリも聞いていなかったのか、小沢や観客と一緒に「ええーッ!」と絶叫した。

 倉田大誠アナが「もしもし、笑っていいともと申します。タモリさんに代わります」とタモリに差し出した電話機に「もしもし」と女性の声が。タモリが「安倍さん…じゃないですよね」と確かめると「残念ながら秘書官です」と代理“答弁”が返ってきた。

 タモリが「さっき、国会で答弁してましたよね。あした、大丈夫なんですか?」といぶかしむと、電話口の山田真貴子首相秘書官は「国民的番組に出させていただくということで、おうかがいできると思います」と答えた。

 タモリが「それじゃ代理で『いいとも』お願いします」と催促したのに対して、秘書官は少し恥ずかしそうな声で「いいとも」と代理宣言した。



本田圭佑に世界一厳しいサポーター集団「ウルトラス」の視線

本田圭佑(27)が入団した名門ミランは今季11位に低迷している(5勝7分け6敗。勝ち点22)。首位ユベントスとは勝ち点で27もの大差を付けられ、欧州CL圏内の3位ナポリとは勝ち点17差。EL圏内の5位べローナとも勝ち点10差だ。それだけに本田は「救世主が来た」とミラン幹部やサポーターから熱烈大歓迎である。

 本田が八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せてセリエA後半戦を巻き返し、たとえば3位に食い込んでCL出場権を獲得となれば「ミランの危機を救ったレジェンド」としてあがめ奉られる。ただし――。

 ここで思い出されるのは、11年7月にミランの宿敵インテルに移籍した代表チームメート、DF長友佑都(27)の「良い時はすごく持ち上げてくれるけど、ダメな時は世界で一番厳しいんじゃないか!と思うほど叩かれる」というセリフだ。

 欧州サッカーに詳しいサッカー記者が言う。
イングランド、スペイン、ドイツ、イタリアの欧州4大リーグの中で最も勝敗にこだわり、選手が100%ファイトしないと許さないのがイタリアです。特に助っ人選手に対する“厳しい目”は想像を絶する。結果を出せない監督や選手が暮らす高級マンション周辺では不審火が続いたり、車のタイヤをパンクさせられたり、徹底した嫌がらせを受けることもあります」

■斧、出刃包丁、ハンマー……

 イタリアで熱烈サポーターのことを「tifosi(ティフォージ)」と言う。彼らが徒党を組むと「ウルトラス」と呼ばれ、勝った、負けたに一喜一憂しては大暴れを繰り返し、選手に危害が及ぶことも珍しくない。

セリエAの強豪クラブでは、不調続きの助っ人FWの自宅に泥棒が入り、同時刻に代理人の自宅も荒らされた。チームメートのMFは身重の夫人とドライブ中に強盗に襲撃され、乗っていたドイツの高級車を奪われた。すべてウルトラスの仕業と言われている。2年ほど前、あるクラブのウルトラスの身体検査をしたら斧、出刃包丁、ハンマーがゾロゾロ出てきたこともある。相手ウルトラスと乱闘騒ぎになったら武器として使おうとしていた」(前出記者)

 ミランでもウルトラスの狼藉(ろうぜき)騒動が起きた。
 昨年11月、地元での13節ジェノア戦がドローに終わると400人のウルトラスがスタンドの出入り口を占拠。武装警官と大立ち回りをやった。

参院選候補予定者も街頭に 都政課題そっちのけ

 「都議選で勝つことが、安倍内閣への信任の1票になる」。自民党公認で再選を目指す女性参院議員(42)は15日、東久留米市都議選立候補者の応援のマイクを握った。都議候補が待機児童問題など有権者の関心の高い都政課題を取り上げたのと対照的に、子育て中の女性議員は安倍晋三首相の経済政策の話題に終始。「皆さんの元にアベノミクスを届けさせて」と訴えた。

 同党の男性参院議員(61)は、閣僚らと共に23区内を巡回。比例代表から選挙区に移る予定のため「住民と近い都議と一緒に回れるのは有意義だ」と話し、有権者の求めに応じて色紙にサインをしていた。

 民主党は、改選を迎える参院議員2人のうち、男性議員(49)が「海江田万里代表より人気が高い」とされる細野豪志幹事長に土日とも同行し、女性議員(60)は都議選女性候補者を中心に応援をはしごする。日中に新宿区のスーパー前で演説した女性は「私たちの生活に毒矢が降りかかってくる」と、アベノミクスを批判した。

 ただ、民主党は国政選では支援を受けている地域政党東京・生活者ネットワークと、都議選では争う立場でもある。競合する選挙区では「気を使いながらの応援になる」(参院議員秘書)という。

 参院選への出馬表明が5月中旬にずれ込んだ日本維新の会の新人立候補予定者(55)は、元民放アナウンサー。比例代表の候補予定者らと都内4カ所で行った街頭演説では司会を務め、経歴をアピールした。「都議選参院選のリハーサルをさせてもらっている」と本人。16日は告示後初めて都内入りする共同代表の橋下徹大阪市長に同行し、知名度アップを図る。

シリア難民、年内に1000万人超

【ジュネーブ時事】国連などは7日、内戦が続くシリアで人道支援が必要な国内避難民、周辺国に逃れる難民らが年内に人口の半数に当たる計1000万人を上回るとの予測を公表し、国連による人道支援活動では過去最大となる約52億ドル(約4820億円)の拠出を国際社会に要請した。
 難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、シリア国内で居住地を追われる避難民らが年内に約680万人、レバノンやヨルダンなど近隣国に逃れる住民らは約345万人に達すると予測。食料や住居の提供などに必要な費用はそれぞれ14億ドル、29億ドルと見積もっている。
 支援費は日本、クウェート、米国、欧州連合(EU)などが主な拠出国。現時点で国際社会が貢献した今年の支援費は計10億ドル程度(約970億円)にとどまっている。
 エイモス人道問題調整官はジュネーブの国連欧州本部で記者会見し、難民増加に危機感を表明。グテレス難民高等弁務官は「人道支援はシリアだけでなく、地域全体の安定に必要だ」と訴えた。